現代のペットフードは様々な形状、与え方があり、飼い主の選択肢も増え、愛するペットも様々な食事を楽しめるようになりました。このページではそれぞれのフードの特性、メリットデメリットを見ていただき、愛するペットに合う食事をお探しください。

ドライ Dry food
一般的に「カリカリ」と呼ばれている水分量がほとんどない粒タイプのフード。様々な原材料を混ぜ合わせ、高熱高圧のエクストリュージョン製法のため大量生産ができ、価格が安価です。歯のケアにもなり、扱いが楽なのが特徴。しかし、粒を形成するためにでんぷん質が欠かせないこと、高温処理のため原材料の栄養を破壊してしまい比較的給餌量が多いです。

ウェット Wet food
水分量が70%前後の柔らかいフード。缶・トレイ・パウチなど様々な形で販売されています。保存期間が長く食感も選べる。水分補給にもなりカロリーが低く、肉含有量が多いため食いつきがいいのが特徴。主食でもトッピングでも使え温めて香りを強くできる。しかし、価格が高く、ペットの体質により下痢になることがある。

セミモイスト Semi-Moist food
半生フードと呼ばれている指でつぶせる程のジャーキーのような柔らかさのフード。かむ力がない、歯がないなどの悩みのある子が使用し、食べやすく、与えやすいのが特徴。しかし、保存料が多く使用される、歯に粘着しやすくケアが必要なこと。価格が高いことなどが難点です。

エアドライ Air dry food
近年日本でも普及してきたエアドライフード。低温で水分を蒸発させ栄養が逃げない製法で、肉や魚をそのまま使用し加工ができます。肉の含有量が特に多く、香りも強いのが特徴。食いつきが大変よく、余分なものが入っていないことから給餌量が少なく、便量も少なくなります。また、お腹にたまりにくく胃への負担も少ないです。しかし、製造に時間がかかるためコストがかかり価格が高いです。

フリーズドライ Dehydrated food
おやつなどでもよく見るフリーズドライは、真空冷凍乾燥機により水分を飛ばして製造する最先端の加工方法です。お湯などを加えることにより戻り、膨れるためウェットフードのように使用したり、そのままふりかけやトッピングとしても使用できます。素材をそのまま乾燥させているため素材の良さを損なうことなく摂取できます。食いつきもよく、扱いも楽です。しかし、技術面などの製造コストに伴い価格が高いです。

オーブンベイクド Oven baked food
オーブンベイクドは通常のドライと違い、高圧高温処理をすることはなく、時間をかけてクッキーを作るようにオーブンで焼き上げます。そのため、原材料本来の栄養は逃げず、香り豊かで脂っぽくないさらさらとした質感のフードです。ドライと同じで水分が少なくデンタルケアの心配も比較的少なく、クッキーのような食感のためおやつのような感覚でも使えます。しかし、製造に時間がかかることから価格が高いです。

コールドプレス Cold press
コールドプレスは素材を粉砕せずに低温で調理し低圧力で形成するフードです。素材の組織を断ち切ることなく調理するため、栄養が逃げず、消化吸収に優れているのが特徴。香りも強く、食いつきがいいです。また、消化の際に膨張がなく、胃に負担をかけないこと、胃もたれのような胃に溜まる不快感が少ないです。おやつのような感覚で使用したり、食いつきを上げるためトッピングとしても使用できます。しかし、価格が高いことです。

ロー Raw food
ローフードはつまり生食です。冷凍や新鮮な生、真空レトルトなど、保存の形は様々です。犬猫は肉食のため、本来の食事として水分、タンパク、エネルギーを効率的に摂取できるのが特徴です。消化にもよく、食いつきが大変優れています。しかし、保存管理が難しいこと、栄養バランスが整わないこと、下痢をしてしまう子がいることがあります。

手作り食 Home cooking
特定の総合栄養食を使用せず、個人が調理をしてペットに提供する食事。バリエーションは豊富で、ペットの好き嫌いやアレルギー、食感などを考慮して与えられるのが特徴。現在、手作り食向けにペットも食べられる調味料や、ご飯の基礎があったりなど、初めての方でも栄養バランスを気にせず簡単に作ることも可能。家族の意識が高まり、定期的に作ったり、お祝い事などでも愛情をこめやすい。しかし、一からとなると飼い主の手間や、栄養バランスの管理が大変です。
当ショップではセミモイストフード(添加物の観点から)を除く上記フードを取り扱っております。また、そのすべてがヒューマングレードの高品質フードに限られています。安心安全なフードをぜひお選びください。